暗号資産セクターでは、今朝より大手暗号関連企業による大規模なイーサリアム買いが市場センチメントを牽引しました。具体的には、Bitmine Immersion Technologiesが約33,000ETHを追加取得したと発表し、同社のETH保有高が総供給の約3.4%に達しているとのニュースが波及しました(詳細:Bitmine – 約3万3000ETHを追加購入)。

この発表を受けて、イーサリアム価格は序盤に買い優勢でスタート。テクニカルでは、短期移動平均線を突破し、サポートが強化された形が確認されました。

午前中:相場反応とボラティリティ

市場はビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)で異なる動きを見せました。ETHは買い優勢が続き、主要レジスタンスラインを試す展開となったのに対し、ビットコインはやや伸び悩みの様相を呈しました。

BTCについては、先週の弱気圧力が残る中、短期的な方向感を見失いがちな動きが継続。これは、主要資金流入がETHに集中したためとみるアナリストもおり、「BTC市場は一時的に需給が不均衡になっている」との指摘も出ています(関連の仮想通貨ニュース一覧)。

この時間帯では、取引量も方向性を欠いたボラティリティ高の状況が続き、短期トレーダーがポジション調整を急ぐ場面も散見されました。

午後:需給とセンチメントの変化

午後に入ると、ETH買いは一服したものの、主要取引所でのオーダーブックは依然として買い優勢を示しました。一部の大口ポジションは利益確定売りを交えつつ、強気ポジションを維持する傾向が見受けられました。

一方、BTCは主要サポート水準での買い戻しが入り、やや値を戻す場面もありましたが、強いトレンド形成には至っていません。

終盤の展開と明日の視点

今日の暗号資産市場は、ETHの大口買いニュースが先行してリスク選好の切り替えを促した一方で、BTCの方向感が乏しく、総じてボラティリティの高い展開となりました。

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投稿者 Watanabe, Kenji

東京を拠点とする経験豊富な金融専門家である渡辺健司氏は、日本の大手証券会社でキャリアを積んだ後、現在は独立系アナリストとして日本株およびアジア市場のマクロ経済分析を専門としています。その鋭い洞察力と分かりやすい解説には定評があり、多忙な本業の傍ら、余暇を利用して invesfeed.com の寄稿ライターとしても活動し、グローバルな視点から個人投資家向けに最新の市場トレンドや投資戦略についての分析記事を執筆しています。

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