アジア時間のWTI原油は前日終値近辺を挟んでもみ合い。銀・プラチナも小幅な振れにとどまり、市場は次のテーマを模索する動きとなった。
投資家は米在庫データと欧州景気指標を控え、慎重姿勢が目立った。

■ 欧州市場:原油が堅調、貴金属は上値重い

欧州時間に入るとOPECの減産関連ヘッドラインが浮上し、原油に買いが集中。WTIは日中で+1.5%超の上昇を記録した。一方で銀・プラチナは金に比べて買いが広がらず、上値の重さが際立った。
市場では「金高・銀安」という強弱差に注目が集まっている。

■ NY時間:原油が2%超反発、銀は3%下落

米国時間では短期筋の買いが加速し、WTIは+2.3%の強い反発となった。需給改善期待と供給懸念が重なり、市場心理は改善。一方で銀は一時3%超下落し、プラチナも軟調が続いた。

■ 市場テーマ:セクター間の資金移動が鮮明

原油への買い戻しと貴金属への利益確定売りが同時進行し、資金フローが明確に分かれた一日となった。投資家の一部は銀の割安感に着目し、中期的な買い検討が増えつつある。

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投稿者 Watanabe, Kenji

東京を拠点とする経験豊富な金融専門家である渡辺健司氏は、日本の大手証券会社でキャリアを積んだ後、現在は独立系アナリストとして日本株およびアジア市場のマクロ経済分析を専門としています。その鋭い洞察力と分かりやすい解説には定評があり、多忙な本業の傍ら、余暇を利用して invesfeed.com の寄稿ライターとしても活動し、グローバルな視点から個人投資家向けに最新の市場トレンドや投資戦略についての分析記事を執筆しています。

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